9/15の日経新聞朝刊に「内部統制 思わぬ副作用」という記事が出ていました。
記事の内容としては、中小企業を中心に上場を取りやめる動きが相次いでいる、要は上場維持コストの増大に苦しんでいる中小企業がMBO(経営者による買収)により非公開化しているということです。
記事によるとM&A仲介のリコフによる調査によると、MBOによる株式の非公開化は2004年度はゼロ、2007年度は14件と増加しているようです。MBOはもともとファンドによる経営権支配を恐れる企業の買収防衛策や、大きなリストラによる事業改善を目的とするものが多かったようです。
今年から導入された内部統制報告制度により、企業が監査法人に支払う監査報酬は上昇しており、対前年比1.5倍とか2倍とかいわれています。記事によると、上場継続には監査報酬、上場料、株主名簿管理等の証券代行にかかる経費を合算すると、規模の小さい中小企業でも年間5,000万円から1億円かかるとされています。これに内部統制報告制度のためのコストも加算されると・・・いくらになるのでしょう?上場メリットと比較してどうなのでしょう?
一方で、内部統制報告制度による業務プロセスの文書化等により、迅速に収集しやすくなった経営情報を積極活用している企業もあるようです。この制度に対応する為に、業務プロセスの文書化等を進めたため非効率であった点などがわかり効率化につながった事例もあるようです。私のまわりでは残念ながらこのような前向きな事例は聞こえてきません。反対にコスト増による苦しみも聞こえてこないのですが。この状況はどのように考えたらいいのでしょうか?ごく普通に業務がまわっており、業務プロセスにも問題がないと考えていいのか???ただ私が関与している法人は上場してから1年ちょっとしか経っていませんから、上場の際、業務プロセスをフロチャート化し、問題点の改善を上場審査の段階で行ったために今は楽なのかもしれません。
確かに業務プロセスをフロチャート化するのは手間がかかる作業ですが、自分達の整理の為にもやったほうがいいと思います。考えようによっては面倒な作業も前向きに捉えられると思いますから・・・

0 件のコメント:
コメントを投稿