2008年8月26日火曜日

私の税理士試験④

 今回は法人税について書きたいと思います。

 法人税は3回目の受験で合格した科目で、受験回数の一番多い科目です。仕事でも接する機会が多いので、実務を考えるとしっかり勉強できたと思いますが、合格するためにとても苦労しました。なぜ合格までに3回もかかったのか?勉強不足もありますが、簿財の会計科目と税法科目の勉強方法は全く違うことがわからず、会計科目と同じような感覚で勉強していたことが原因だと思います。

 会計科目のときは計算を中心に問題を解き、理論がある財表は内容を理解してキーワードを落とさないように自分で文章を作るという勉強でした。税法も計算は同じですが、理論は違います。税法は法律の試験ですから、条文を中心に解答する必要があるため、条文に従って回答しなければならない、よって専門学校から出版されている条文を覚えやすく纏めた理論マスターを暗記しなければならないということになります。財表と同じ感覚でやっていた為、キーワードを押さえて作文できればOKと思っていたことが間違いでした。

 そしてもう一つの間違い、それは計算と理論の勉強時間配分です。会計科目の流れで計算中心になっていましたが、税法科目の合否を分けるポイントは理論です。そして数多くの理論(条文)を暗記しなければならないため時間がかかります。暗記してもすぐに忘れますからまた暗記しなおす・・・この繰り返しが必要になりますから当然時間がかかります。

 1年目はTACレギュラーコースを週末ロングで受講しました。トレーニングを何度も解いて月に1回の実力テストを受けて、解きなおしをしての繰り返しでした。初めての税法ということもあり、計算パターン、適用要件を忘れることがある為、いつでも持ち歩けるシステムカードをフルに活用しました。システムカードにのっていないことは書き足したり、自分でカードを作ったりして、テキストがなくてもシステムカードがあればわかるように纏めていました。計算は順調でしたが理論が全く追いつかず・・・1年目は何題暗記したのか記憶にありません。(20題位?)当然、本試験で理論が書けず、気持ちは焦り、計算もボロボロという状況で惨敗でした。

 この時は転職したベンチャー企業にいたのですが、株式公開作業をしていたこともあり勉強時間があまり取れない状況でした。これでは合格できないと思い、税理士を諦めるかということも考えました。せっかくここまで勉強してきたこと、難しいけれども税法の面白さも多少わかったことから本格的に税理士を目指すべく、会計事務所へ転職しました。

 2年目は合格発表まで相続税を受講していました。資産税に興味があったので受講していましたが、合格発表では当然法人税は不合格、法人税一本に絞ろうかと思いましたが相続税も順調に進んでいた為、二科目受講することにしました。この年は理論の暗記も早めに始めましたが、本試験にもっていけた理論はたいして多くなかったと思います。ある程度の手ごたえはあったものの不合格となりました。

 3年目は相続税との二科目受講はキツイため、実務で必要な消費税の年内完結を申し込みしました。12月の合格発表の結果を見て、年明けからのコースを決めるつもりでしたし、法人税ももしかしたら合格!という期待もあったので、このような選択をしました。結果は不合格でしたが、この年に友人が法人税に合格し官報となりました。税法の勉強方法もわからなくなってきていた時でしたので、その友達に法人税の勉強をどのようにしたのか?聞きました。

 合格した友人の勉強方法、
  計算は基礎答練、応用答練の解き直し、トレーニング、直前テキストの過去問を解く
  理論は理論マスター全問暗記
というものでした。特に理論マスター全問暗記なんて考えたこともなかったし、出来ないと思っていました。その友人も実は全問暗記できなかったそうですが、専門学校がランク付けするA~DランクのうちDランクの数題を除いて暗記したそうです。そうすれば本試験で解答できない理論はない、精神的にも安定するというのです。

 法人税は受験回数も多い為、お話も長くなりますので、今回はここまで。。。次回は全問暗記の方法から書きたいと思います。

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